サ:I 女性保護規定/所定外賃金/所得税・住民税/ 他
<女性保護規定>
女性保護規定とは、女性の時間外労働および休日労働に関する制限又は禁止に関する規定の略称です。従来労働基準法は女性に対し平等ではなく保護という側面を重視してきましたが、女性保護規定は、平成11年に施行された改正労働基準法によって、撤廃されました。職場における男女平等という立場に立ち、女性だけを保護する男女間の労働時間に関する基準を撤廃するものです。
<所定外賃金>
所定外賃金とは、早出、残業、臨時、呼出、休日出勤等の所定外の労働に対して支払われるべき賃金のことです。いわゆる早出・残業代等のことを言います。呼び方も様々で、超過勤務手当て、出勤手当て、宿日直手当て等と言われています。法定労働時間を超えた所定外賃金の割増基準については25%以上割増、休日出勤の場合は35%以上割増、深夜勤務の場合は25%以上+時間外分の25%以上割増、などと決められています。
<所定外労働時間>
所定外労働時間とは、就業規則で定められた労働時間をいいます。所定労働時間を超過する労働時間数のことで、早出、残業、臨時、呼出、休日出勤等の労働時間のことです。使用者は、所定外労働時間に対しては、労働基準法の定めにより所定労働時間の25%以上割り増しの賃金を払わねばなりません。法律では、労働時間を法定労働時間と法定外労働時間に規定しています。法定内残業時間は、残業による割増賃金を払う必要はありません。
<所得>
所得とは、労働者または企業や団体などが、労働もしくは事業などによって得た収入から、必要経費を差し引いた残りの純収入のことです。所得税は所得に対して課される税金ですが、実際に課税されるのは所得から、社会保険料(国民年金、厚生年金、健康保険等)やその他の控除を差し引いた後の金額に対してとなります。個人のものは個人所得、企業などのものは法人所得と呼びます。
<所得税・住民税>
所得税・住民税とは、労働者が支払うべき2大税金です。所得税は、個人が貰う給与などの所得に係る税金のことで、住民税は、自分の住民票の置かれている地域に対して支払う税金のことです。所得税は、その年の1月から12月に対して国が課すもので、通常勤めている場合には給与から天引きされています。住民税額は、前年の所得税の課税状況を参考にして、4月以降に各市区町村の役所で決定し、その後、本人に通知されます。