サ:E 出向/出張/春闘/生涯教育/生涯賃金
<出向>
出向とは、広義では、今の会社に籍を置いたまま子会社など関連会社へ異動することを言います。この場合、今の会社とも異動先の会社とも雇用関係があり、指揮命令系統は異動先の会社のもとにあります。これを在籍出向と言います。これとは別に、今の会社との雇用契約が終了し、異動先の会社へ完全に移る出向もありますが、こちらを移籍出向と言います。雇用関係と指揮命令系統の形により、派遣や請負などと区別できます。
<出張>
出張とは、職場以外の場所に一時的に派遣されることを言います。一般に出張は短期間であり、一定の業務を終えるとまた属する職場に戻ります。出張目的も会議・営業・現場視察など多種多様ですが、ある程度の移動を伴うことから心身の負担も大きいのが通常です。出張も長期間に渡ると、転勤とさほど変わらない状態になることがあります。なお、出張中ももちろん出勤扱いとなります。
<春闘>
春闘とは、春季闘争の略語で、毎年3月頃に企業の労働組合が行う賃上げ要求のことを言います。春闘の意義は、賃金のベースアップ(ベア)を要求することだけではなく、労働者の雇用条件やライフスタイルへの柔軟な理解、また近年では心のサポートも含めた職場健康管理についてなど、各種改善を図る意識を上層部に与える意味でも、依然大きな存在感を持っています。春闘方式は日本の社会にとって慣例となっていますが、日本の特徴的な労働条件交渉方法として根付いているものです。
<生涯教育>
生涯教育とは、年代を問わずその時に学びたいものを学ぼうとする教育のあり方です。生涯教育は、自己の知識欲を満たすのと同時に、社会の仕組みを改めて学ぶ良い機会ともなり、また年齢を重ねてなお人間として成長できる利点があります。これによって生涯に渡り充実した時を得られるだけでなく、社会参加の一つの糸口にもなります。生涯教育は、本人だけではなく高齢化社会背景とする日本の社会そのものを息づかせるエッセンスとなっています。
<生涯賃金>
生涯賃金とは、労働者がその一生のうちに稼ぐ総賃金額を計算したものです。生涯賃金は、最終学歴校を卒業したあとすぐに就職し、一つの会社に定年まで継続して雇用された場合を想定して計算されています。生涯賃金は、学歴が高くなるほど増える傾向があり、また性別では女性が男性よりも低くなっています。社会の変化による賃金の推移や就職難・リストラなど景気に連動する要素については、別途考慮して計算しなくてはいけませんが、生涯賃金額を計算することで、対教育投資効果や企業の人件費算出などに主に利用されています。