サ:B 資格給/資格制度/資格手当/時間外手当
<資格給/資格制度>
資格給は、社員の業務遂行能力を段階評価した基準値に基づいて決められる賃金のことを言います。勤務年数や年齢に応じた評価基準でる年功制とともに、長く日本企業で採用されてきた人事評価基準です。近年では、社員の高齢化・社会背景の変化の中では、予め決まった基準値で賃金が支払われる資格給の制度は企業のコストを圧迫するようになったため、年齢や勤続年数に関わらず、好業績を上げる社員に高い賃金を支払う成果報酬式を取り入れる企業が増えています。
資格制度とは、段階的に格付けされた企業内での職位等級により、社員の地位や職務・賃金などを決定する仕組みをいいます。社員は資格制度内の等級に格付けされ、社内における役割を期待されます。従来は年功序列に基づいた資格制度が利用されていましたが、現在は社員の能力や業績に応じた資格制度に変わってきています。現在の等級よりも業績を上げるなど期待以上の結果を出した場合には、現在の等級よりも上位にランクアップさせることができ、これを昇格と言います。また社内での立場があがる昇進は、資格制度とは区別されています。
<資格試験>
資格試験とは、昇給や昇進に際して受ける、予め企業側で用意された試験のことを言います。長く年功序列制によって受け継がれてきた日本社会では、社員の高齢化や能力主義の浸透によって、もはや一定の基準値だけではその資質を評価できなくなっています。資格試験は、能力のある人が上級職への昇進や賃金昇給の機会を得ることができる大きな手段の一つとなっています。
<資格手当>
資格手当は、その企業の業務遂行において役立つ資格を有している場合、もしくはこれから取得しようとする際に、企業側から支払われるものを言います。そのきぎょう、業務、社員の地位などにより該当する資格は様々ですが、金融業会のファイナンシャルプランナーや旅行業界の旅行取扱主任者の資格のように、業務に直接結びつく資格については、これを奨励する企業が多いです。資格手当は通常、給与に加えて支給する場合と別個に手当として支給する場合があります。
<時間外手当>
時間外手当とは、法定労働時間を超えて労働させた場合に支払うべき割増賃金をいいます。なお超過労働勤務を命じる場合は、時間外労働を認める労使間協定、通称三六協定を締結していることが条件です。1日8時間又は1週間40時間を超えて労働させた場合は、基本になる賃金の25%以上の時間外手当を、またそれが深夜労働になる場合は25%以上を賃金に上乗せして支払わなくてはなりません。なお、深夜の超過勤務の場合は、時間外割増と深夜割増の合計として、50%以上の割増が生じます。