カ:H 雇用契約/雇用のミスマッチ/雇用保険/雇用保険3事業/コンピテンシー
<雇用契約>
雇用契約とは、個人が労働力を企業に提供する代わりに、企業などはその対価として報酬を支払うことを約したものです。雇用契約により、個人は企業などに勤務し仕事を行い給与を受け取ることになります。雇用の形態には、正社員・契約社員・アルバイトなどがありますが、働き方が多様になった現在では、派遣社員として雇用契約を結ぶことにより、様々な企業で働く個人が増えています。また企業側も、直接雇用契約よりも派遣社員の利用でコストダウンと能率化を図ろうとする傾向を強くしています。
<雇用のミスマッチ>
雇用のミスマッチとは、求職者の求める仕事と企業側が求める人材が一致せず、雇用関係が成り立たない状態を言います。雇用のミスマッチの原因となりうるのは、求職者に企業が求めるキャリアやスキルがない場合・年齢制限の壁・採用条件における双方の希望の不一致などが挙げられます。特に近年では、複数のスキルを持つ人材が企業に求められており、求職者にとってのハードルが高くなっていることも、雇用のミスマッチ原因の一つに挙げられます。
<雇用保険>
雇用保険とは、厚生労働省が管掌する保険で、失業した労働者が次に就職するまでの間、給付金を支給することでその生活を保障するものです。雇用保険は失業保険という名でも呼ばれています。労働者を抱える企業は、原則として強制的に雇用保険制度加入することになっています。雇用保険は、失業給付のほかに、雇用の機会増進・職業訓練・などの取り組みを行っています。近年、失業者の増加により、平成13年の雇用保険法改正を境に、保険料の引き上げや失業給付日数の変更措置が取られました。
<雇用保険3事業>
雇用保険3事業とは、雇用機会の安定や能力開発、雇用福祉環境の改善を図るもので、それぞれ雇用安定事業・能力開発事業・雇用福祉事業と呼ばれています。雇用保険の主要業務である失業給付以外に行われる三大事業です。高齢者や障害者の雇用促進や雇用延長などを行った事業所に対し、助成金が支給されますが、この全ての財源は事業所が支払う保険料からとなります。
<コンピテンシー>
コンピテンシーとは、行動特性(特に好業績・好評価の人材)のことを言います。もともとはその人の「能力」を指す言葉ですが、人事におけるコンピテンシーとは、仕事のできる人は、考え方や行動、仕事の仕方において一体何が違うのか≠ノ注目し、コンピテンシーモデルという一つの目安を作り上げるものです。これによって企業は、業績を上げる社員育成≠フためにわかりやすい目標を設定することができ、これに沿った採用・教育・評価が可能となります。